女性と仕事の未来館 財団法人女性労働協会

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広報誌『未来通信』


第5回ウーマンズ・ナレッジシンポジウム 私流壁の破り方は?
日時 2006年10月14日(土)  第1部 13:30〜16:00 第2部 16:20〜18:00
主催 女性たちの情報化研究会
協力 女性と仕事の未来館
   
1 講演:2006「働く女性の壁」意識調査から
働く女性(20代〜30代中心)に対して行ったアンケートの結果が発表されました。

■「仕事の壁として何を感じるか」
「この先のキャリアの見通しがたたない」が最多。以下、「職場の人間関係」、「やりがいが感じられない」、「体力の限界」、「給料が上がらない」、「気力の衰え」が続きました。

■「最大の壁をどのようにして超えたか」
 1.実力やスキルを身につけて自分の価値を上げる
 2.コミュニケーションをよくして味方をつける 
 3.転職や起業をする
壁を超えるために必要なものとして、「家族の協力」とともに、「壁を乗り越えようとする意思」も挙げられていました。

2 壁の破り方(5人のトーク)

(1)コント&弾き語り
オオタスセリさん(ペコちゃん)
芸人/シンガーソングライター/エッセイスト

去年の1月に弾き語りを始めたのが転機に。メジャーデビューをすることとなり、本も出版。デビュー曲「ストーカーと呼ばないで」で会場を盛り上げました。




(2)「やりがいのある仕事は自分でつくっていく」 
蛯原恵子さん CGDFキャリアカウンセラー

1 資格は、目標へ向かって努力できた証でしかない場合が多い。
   資格さえあればいい、という考え方はやめること。
2 世間の目を気にしすぎない。
   他の人が転職するから、自分ももうそろそろしたほうがいいのでは、
   と不安にならないように。
3  いわゆる35歳の壁は、一般的にいえば1つの壁かもしれないが個人により違う。

キャリアの見通しが立たなくても、とにかく目の前のことを一生懸命やる。やりがいのある場所に行くのではなく、自分がやりがいのある仕事作っていくこと。

(3)「仕事と家庭を両立させるコツ」
高篠栄子さん いしぷろ代表 中1、小4、保育園年長の3児の母


第1子出産で退職。仕事をしたかったが自信がなかった。その後、理解のある会社にめぐりあえて、1年後に再就職したが、子供の病気などでの早退と家事の両立で挫折。その後、母親であることを強みにワーキングマザーのフリーライターになった。
楽に仕事と家事・育児を両立している人はいない。
両立できている人の共通点は以下の2つだ。
   [1] 一人で完璧にやろうとしない(夫、両親、近所などにヘルプを求める)
   [2] 手抜きを上手にする。(食器洗い機、生協やお掃除サービスの利用)

子育ての壁は、決して超えられない壁ではない。これを超えたとき、仕事と成長した子供というプレゼントが待っている。

(4)「刺激を与えてくれる仲間たちとの交流が力を与えてくれる」
藤田香織さん 株式会社ライフワークス 副社長


20代後半から30代前半にかけて、結婚や夫の転勤などがあった。
これまでやってこられたのは、疑問を感じないようにしてきたからだ。それを疑問(壁)と感じてしまうと進めなくなるのでサラッと流すようにした。
また、刺激のある仲間たちと交流することは、壁を乗り越えるために大事。



(5)「女性が仕事で感じる壁、やりがいは、大抵男性にも共通したもの」
村上匡宏さん 株式会社ワオワールド取締役社長


女性が仕事で感じる壁は、実は男性にも共通したものであることが多いと感じている。また仕事のやりがいについてもほとんど男女共通ではないだろうか。
女性は、コミュニケーション力に長けており、大きなトラブルになる前に情報を伝達できる、部下の面倒みがよい、仕事にねばりがあるといったよい点があると思う。また、仕事の段取りについても長けているように思う。
女性特有の弱みもあるだろうが強みもたくさんある。これをプラスに生かしてほしい。


3 2020年に向かっての具体策
【パネリスト】
渥美雅子さん
(女性と仕事の未来館館長/弁護士)
水口義朗さん
(ジャーナリスト/元婦人公論編集長)
田原敦子さん
(子育て中のテレビ朝日プロデューサー)
【コーディネーター】
河野純子さん(とらばーゆ編集長)

女性たちが管理職として活躍していくために、超えなければならない壁について、議論していただきました。

・ 管理職になることを、責任が重くなるからいやだ、と捉えない。
  地位が上がるということは、自由にできることが増えるということ。ぜひその面白さを知ってほしい(河野さん)
・ 仕事と両立を図るには、まわりの人に理解を求めて、味方につけること(田原さん)
・ 窮すれば道は通じる。本当に困ったら助けてくれる人が必ずいる。人生は捨てたものではない(水口さん)
・ 仕事、趣味など複線をはっておき、落ち込んだら、別のことをする(渥美館長)

4 2020年を念頭に自分を育てよう
昨年末、「2020年には日本社会のあらゆる場面でリーダーの3分の1を女性にすること」が閣議決定されています。渡邊さんは、意欲がある人はどんどんリーダーになってほしい、とエールを送りました。

・女性を上手に育てられる男性上司は残念ながらまだ少ないだろう。
  それより、自分で自分を育てることが大切。
・ 何か失敗しても、後悔するかわりに対策を覚えること。
・ 責任を持たされると、成長できる。責任を持つことを避けない。

女性たちの情報化研究会のHPはこちら>>>http://www.geocities.jp/wjohoken/