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広報誌『未来通信』


第1部:第1部 『放送』というキャリアへ! 〜放送業界へ転職を考えている人を対象にした内容〜
講演1
ジョン・カビラ
ラジオ・テレビパーソナリティー
ジョン・カビラ

〈ラジオの世界で自己実現の場所を見つけた!〉
新卒で入社した会社では語学力を買われて海外渉外部署に配属。しかし、自分のやりたいことがわからないまま仕事をしていました。ある日、出張で米国のラジオコンベンションに行き、そこでラジオの世界を知りました。その後、先輩に薦められて出場したラジオ局主催の英語DJコンテストで好成績を修め、益々ラジオの仕事に興味を持つように。転機は28歳の時です。広告代理店のラジオ担当者からの誘いで、J-WAVEのFM局設立に関わることになりました。「朝のラジオを変えてやる!」という意気込みでしたね。

〈ラジオは個人商店〉
大きなビジネスをしたい方はテレビがいいでしょう。ラジオは個人商店。常にギリギリの人数でドキドキ、ハラハラ。でも、少人数だからこそ意思決定は早いし、ひとり一人の裁量が試されます。また、誰がしゃべっているのか、「署名性」が高いところもラジオの魅力ですね。

〈どんな人と一緒に仕事をしたいか〉
出演者・仕事仲間には、「番組が好きか」「プロとしてのコミットメントはあるか」を重視します。進路に悩んでいる方には、誰か建設的な助言をしてくれる人を見つけてディスカッションをすることをお勧めします。ディスカッションの過程で「自分は本当にこの世界で働きたい。意欲があるぞ。」と分かった方は、どうぞ挑戦してください。

1958年沖縄生まれ。国際基督教大学卒業。1982年CBSソニー入社。1988年J−WAVE開局からナビゲーターを担当。17年目に突入した「Good Morning Tokyo」の他、NHK「英語でしゃべらナイト」、フジテレビ「すぽると!」にレギュラー出演中。


パネルトーク「幅広いジャンルで活躍中の放送人が語る!」 
パネルトーク

【トーク抜粋】

「採用してもらうには熱意だけではどうにもならない。どんな人が転職できる? また、転職市場ではどんな人材が求められる?」
  • 社会人としてバランスのいい人。ユニーク過ぎる人はダメ。
  • 前の職場で頑張って輝いていた人。その会社で一番頑張っている人が次の会社へのパスポートを手にすることができると思う。頑張る人はどこへ行っても欲しがられるから。今いる所での評判を大切に。
  • 縁もあるが、なりたいものがあったら日々の生活で近づく努力をすること。努力した人にチャンスが開ける。
  • 与えられた仕事ができるのは当たり前。良い人間関係を築ける人が求められる。
  • 場の雰囲気が読めてチームワークに貢献できる人。人の縁を大事にできる人。そういう人は転職後も長く続けられる。
「放送業界へ転職するのに年齢制限はある?」
  • 例えば、アナウンサーはただでさえ競争が厳しいので、異業種からの転職の場合は年齢が高くなればなるほど難しい。
  • 年齢というより未経験がダメ。希望の職種に就けなくても、まずは業界に入っておくこと。
  •  
  • 確かに求められる年齢層はあるが、前例を覆す人はいる。需要と供給のバランスを見極めて!
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第2部 『放送』のプロになったら! 〜放送業界への就職を目指す学生を対象にした内容〜
講演U 

〈志望動機〉
1993年に入社して13年目です。この業界を目指すきっかけは、政治学のゼミで先生にフィールドワークを勧められイラクに行ったことでした。当時イラクは湾岸戦争の経済封鎖真っ只中。厳しい入国制限にもかかわらず、ボランティア名目でなんとか入り込みました。その経験から、現場で取材する報道の仕事に興味を持ちました。

〈直感力で勝負〉
ワールドビジネスサテライトは11年担当しています。この仕事を何年か経験すると直感力がつきます。ソニー、カルフール、日産など、企業を相手に自分の直感力を働かせて取材をしてきました。学生の頃、師匠たる先生に「周りの状況を見ろ」とよく言われました。例えば、些細なことですが飲み会の席では隣の人の杯が空になっていないか注意を払う。そういうことが直感力を磨くのに必要なことです。つまり、自分しか見えない人は、変化の兆候に気づかずお祭り騒ぎで終わってしまうんですよ。

〈就活〉
アナウンサーとして採用されましたが、アナウンススクールには通っていません。OB訪問も聞きたいことが浮かばなかったのでやりませんでした。ただ、アナウンサーはすごい倍率。厳しい話ですが、どこで諦めるか決めておいたほうがいい。だいたい、大阪、名古屋あたりで引っ掛からなかったら可能性は低いと思いますね。

就活の準備として、「番組の企画を1本考えてみる」というのはいかがでしょうか。自分がやりたいことがなんとなく見えてきて、面接の場で発言することにも説得力が増しますよ。これはお勧めですね。

大浜 平太郎
テレビ東京報道局経済部記者
「ワールドビジネスサテライト」キャスター

大浜 平太郎

1993年駒沢大学卒業後テレビ東京入社、アナウンス室配属。2003年報道局経済報道部に転属。「ニュース模擬たて朝一番」「マネーエンジェル」他担当。

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講演V

〈報道番組のディレクターに〉
80年代後半、各民放は報道に力を入れるようになっていましたが、その先駆けとなった番組『ニュースステーション』は1985年に始まりました。入社して6年、私はそこで報道ディレクターとしての基礎を学び始めたのです。日本はバブル経済の坂を上り、世界では冷戦の終結時期。それらを日々お茶の間に伝える仕事は、時間に追われて大変でしたけれど充実していました。しかし、やがてニュースを落ち着いて検証したいと思うようになり、『ザ・スクープ』へ異動を申し出ました。

〈報道番組は料理作りに似ている〉
料理は、料理人が悪ければせっかくの素材も生かされません。また、同じ素材でも料理の仕方によって味はさまざま。そして、季節の素材を取り入れることは大事ですが、続いてしまうと飽きられてしまう。同じことが報道番組にも言えますね。

〈これからのテレビ業界〉
テレビにもデジタル化の波が押し寄せています。ご承知のように2011年にはアナログ波が停止されます。音声・活字・映像が媒体の壁をまたいでいきます。テレビは今過度期にあります。でも、私は悲観も楽観もしていません。カメラを向ける相手、それを見せる相手にいかに誠実であれるか。そこさえ押さえていれば大きな間違いは起こらないと確信しているからです。

〈試験官として〉
面接の試験官になることがあります。時々見かけるのですが、ある一定のテーマにこだわり過ぎる人がいます。そういう人は、感じがよくて受け答えがうまくても困りますね。必要な人材は、かたくなな人ではなく、柔軟な感性で現場を感じ取れる人ですから。

古川 柳子
テレビ朝日総合情報システム局局長
編成制作局兼務

古川 柳子

1979年テレビ朝日入社、編成部放送課配属。1981年「おはようテレビ朝日」「アフタヌーンショー」を経て「ニュースステーション」立ち上げメンバー、ディレクターを務める。2003年デジタル担当部長、2004年から現職。

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パネルトーク「キャリア8年までの先輩がリアルにトーク!」

【トーク抜粋】

「今の仕事、どんなところが面白い?」
  • 信頼しているプロデューサーに自分の技術が採用されると仕事が余計面白くなる。(編集担当)
  • 皆で一丸となってひとつの作品を作り上げるところ。混乱状態の現場でも、滞りなくオンエアーができた時は大きな達成感を感じる。(ドラマプロデューサー)
  • ミーハーだけど、国会など普通立ち入ることができない所に行けたり、「オフレコ」の場に参加できたりするのが醍醐味。(報道記者)
  • 価値観の違うたくさんの人に会えることがすごい。時には、海外の大物スターと記念写真を撮ってしまうなど、ミーハーなことも経験できる。(営業担当)
「どんな人に後輩になってもらいたい?」
  • やはり社会人としての「礼儀」がある人。言い換えると、仕事にはお金が絡んでいるということをきちんと理解し、責任を持って仕事に取り組める人。また、先輩を友達の延長線としか見ていない人は困る。(編集担当)
  • 小さいことにも喜びを見出せる能力を持ち、すぐ辞めない人。イヤな仕事ばかりだからと1、2年で辞めてしまうのはもったいない。(ドラマプロデューサー)
  • あいさつができない人はダメ。人の話を聞かない人もダメ。(報道記者)
  • きちんとあいさつができ人間関係を上手く築ける人、好奇心の旺盛な人がいい。(営業担当)


文責 「女性と仕事の未来館」交流事業

 
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